ふと、大学院の時代にお世話になった先生のブログを覗いてみたりします。
そこには、診療に関することだけではなく、学生時代のことや、日常生活に
至るまで色々な躓きや苦悩が書かれていて。手術中によく怒鳴られたな、と
思い出しながらも、“あの先生もこんなこと考えるんだ” と共感したり、ほっと
したり。
振り返ってみると、大学院時代の生活は割と過酷でした。医員としての人手が
少ないというのも勿論あったのですが、口腔癌の手術需要が高い口腔外科教
室でしたので、遺伝研究の傍らで外来と病棟、そして20時間もざらに超える手
術のなかを行き来しました。患者様の容態が急変したりすると研究中でも真夜
中でもいつでもとび出して行く。で、一段落研究室に帰ってみると、3ヶ月以上も
温めてきた研究は培養時間超過でまっさらの振り出しに。(ただ、自身が体調を
崩そうものなら、どんなに高熱でも点滴を引っ張って歩きまわる羽目を見るので、
体調の管理にはとても気を遣っていました。)
そんな思うように進まない実験データを手に、教授室に怒られに出向き、なかな
か時間がないことを漏らしたあるとき、不意に「君、何時間寝てるの?」と訊かれ
たことがありました。睡眠時間が34時間くらいであることを答えると「ふん、時
間十分あるじゃないか!」と。辛いことを、あまり辛いと感じないタイプだと思って
いた私も、そのときばかりは自分なり、ああ・・人生って結構厳しいな、なんて落ち
込んだものです(笑)
そんな風に疾走した4年間。思えば、それは今は大きな糧になって、今日も私の
一部として気概を支えてくれています。
あれから8年、一緒にいた仲間たちや先輩も、今はめいめいに活躍しているよう
です。いつかまたみんなで集まって思い出話に花を咲かせたいですね。