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偉い人、そのロジック。 2011.04.21更新
偉い―君が言う偉い人ってなんだ。
肩書きか、それとも地位のことかな?
肩書きで人を並び替える、そんな整理は私にはできない。
「びびるなよ。」と、若い商社マンに言い聞かせながらも、
目上には彼が気付くよりも先にさっと頭を下げて、ニコリ。
『・・・勝負はこれからだ。』
CMの渡辺謙氏、とってもかっこいいですね。
そういえば4月は、フレッシュマンのシーズンでもありますね。
ここ堂島の交差点でも、おろしたてのスーツにぎこちなく身を
包んだ若者が、上司らしき年配の方に連れられて、お昼時に
足早に歩いて行きます。それは早くも、すっかり溶け込んだ様
子で談笑しながらだったり、いかにもと緊張した面持ちで、上
司の後ろに張り付くようにだったり。因みに私は、“ぎこちな過
ぎる白衣”からのスタートでした(笑) でも、スーツがくたびれて
いく度に、社会人としての、自分の立ち位置や距離感を覚え
ていったり、惑わされたりするものですよね。
学生時代までに、自分をつくり上げてきた“何か”。友達や恋人
の影響だったり、はたまた、ずっとなりたくないと思いながらも、
本当はいつの間にか憧れていた大人の背中の残像だったり。
社会人であるということは、そんな“何か”を嘯(うそぶ)いたり、誰
かを陥れたりすることで守るのではなく、冷めてしまいそうにな
る気持ちを一生懸命温めながら、周りと歩幅を合わせていける
ストライドを身につける。そんなことだと思います。
仕事をするにあたって、それが正しいことならば、そこに自分が
真直ぐ向き合っているかどうかということが、最も大切だと考え
ます。真直ぐでいつづける事が出来るならば、きっとそれが目標
に対しても一番の近道になるでしょう。 よしんば、腰を折られる
ようなことがあったとしても、簡単にブレたりしない筈ですから。
道半ば、私もそんな心持ちで、いつも仕事をしているつもりです。
大人になる。
社会人になる。
若さのエネルギーを忍ばせながらも、引くところは引くことので
きる気概を持つ。そして、思う。『勝負はこれからだ。』

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