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山伏と、節分の鬼。 2012.02.03更新
お昼休みに堂島を歩いていると、足袋に白装束と、肩から大きな法螺貝を襷掛けにした
男性が1人、横断歩道を真っ向から歩いてきます。(ん、あれは、山伏・・・?)梅田は狭い
と言えど、世間は広し。それはもう色んな人達が行き交い歩いているので、最早ちょっと
やそっとの事では気に留めませんが、群衆の中に鮮やかにも目を引くその格好はやはり
山伏そのものでした。山伏の年配男性は、眉間に皺を寄せながら、颯爽と雑踏を歩いて
行きました。私は、その男性をすれ違い様に、まじまじと見ながら(はて、この辺りに山な
どなかろうに。)と考えて、ひと呼吸・・・あっ、今日は節分だ!
山伏の出立ち=不動明王を象徴すると聞いたことがあります。不動明王は鬼の化身で
すから、成程、節分の豆まきにはこれらが関係あるということです。でも、神社・仏閣なん
てこの辺りにあっただろうか、などと考えればもうキリがないのでやめておきましょう(笑)
ところで、節分の豆まきでは、『福は内、鬼も内!』と言うところが地方では結構あるよう
です。何故、鬼も内なのかと言いますと、神社によっては先ほどの話にも出て来たように、
不動明王や鬼面を本尊に祀るところがあり、鬼は外が禁句とされているような場合。また、
心に中に棲む鬼を改心させ福として迎え入れるという考え方、そして商家などでは、鬼は
大荷としてとらえて、大きな荷物が内(家やお店)に入らないと商売繁盛につながらないた
め、「鬼は内」というような考え方など、色々とあるようです。
そう言えば今年の恵方は壬の方角、北北東だそうです。みなさんは、恵方巻きを食べら
れるのでしょうか?鬼も福のうちとしてお迎えするかどうかは別として、季節の変わり目と
して、節分を楽しむことが出来れば良いですね。

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