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埋伏智歯抜歯のご紹介 2013.06.18更新
最近よく、埋伏智歯抜歯のご紹介をよく受けます。智歯とはいやゆる“親知らず”のことです。昨今、ひと昔前のように堅いものを噛み砕いて食べるということが少なくなってきていますね。美味しいという修飾詞は、今や、やわらかいなのです。だから、やわらかくて美味しいね、とは聞いても、堅くて美味しいねとは余り聞くことが少なくなったように思います。
こうした食べるものの変化で、現代人のアゴはすっきりシャープに、顔の輪郭は四角型から逆三角形にと変わっていくわけです。さて、それによって『8番目の歯』として最後方にしっかりとアンカーの役目として生えていた智歯は、現代人の口のなかでは、生えてくる場所を失い、横向きになってしまったままで歯ぐきのなかに埋もれてしまうことが多いのです。このヒトの進化ともいえる骨の形態変化によって、智歯の元となる歯胚さえない方も多くなっているようです。そうして、半分だけ生えてきてしまったり、骨のなかで埋もれたまま感染してしまった智歯は、横の歯に感染を移していく危険性や、横向きに生えてしまっていることで、前の歯を押して歯並びを歪ませてしまう可能性、腫れを繰り返したりする為に抜歯を余儀なくされることになります。(もちろん、感染のないまま無症状に埋まっている智歯は、無理に抜くことはありません。)
そんなこんなで、抜歯が適応となった智歯も、骨の深くには大きな血管や神経が近くを通っていることがよくあります。そんな埋伏抜歯を的確に行うために、有難くも当院を頼って下さる先生方がいらっしゃいます。近隣の先生や矯正科の先生、ご紹介して下さる先生は様々ですが、いつも丁寧に、何より安全に、埋伏智歯抜歯を行おうと考えています。

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