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神経には神様が宿るの? 2015.01.06更新

今回は、神経についてのお話です。

神経は、大きく分けて交感神経と副交感神経で構成されています。交感神経は交感という文字のとおり身心に緊張、活動という共鳴を生じさせる働きをして、副交感神経は交感神経に寄り添う形で心身に鎮静、休息という共鳴を生じさせる働きをします。

体中を巡る神経ですが、私が学生の頃に、神経ってなんで “神” という漢字が付くのだろうと思ったことがありました。現代医学において解剖学的にここまで正しく解釈され、解明されている構造体なのに、なぜ “神” がかっているのか?? と。この疑問を辿っていくと、ヨハン•アダム•クルムスの、解体新書まで行ってしまいました。(ちゃんと勉強もしていましたよ・笑)

さて、その口上はこうです。「神気」は心身の気持ち、気力、原動力を示し、それが「経脈」という道筋を通じて体中に伝わっているということが語源で、更に古くには「神の経脈」という言葉から、これを略して「神経」という言葉が生まれたといわれています。これは東洋医学と西洋医学が体系化される前に、作られた言葉だったのですね。

神経とは、ヒトの意識に関係なく 『生きること、健康であること』 を目的に、常に自動的に心身をコントロール・律する働きを持つ、大切な大切なネットワークシステムなのです。


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